フォーエバー現代美術館

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フォーエバー現代美術館
美術館コンセプト
フォーエバー現代美術館 祇園・京都は、伝統と現代文化が融合した生きた伝統の発信を目指しております。
日本の伝統文化の殿堂として知られる祇園甲部歌舞練場内の、大正2年に建てられた伝統的日本建築の有形文化財の八坂倶楽部を、現代美術館として運営します。日本の伝統建築の良さを生かした総畳敷の展示空間での、伝統文化と現代美術が融合した新しいアート空間をご体験ください。
美術館概要
フォーエバー現代美術館は、これまで秋田市で10年間活動を行ってまいりました。2017年 6月10日から、京都市東山区祇?園町南側でフォーエバー現代美術館 祇園・京都としてオープンします。建物は、都をどりの会場として知られる祇?園甲部歌舞練場内の「八坂倶楽部」という、大正 2 年に建てられた築 104 年の伝統的日本建築の有形文化財です。格調高い京舞井上流の伝統を今に伝える日本伝統文化の殿堂であるこの建物を、このたび期間限定ではありますが、現代美術館として貸していただける運びになりました。
このたび祇?園甲部歌舞練場という伝統文化の殿堂で現代美術館を開館することで、当館は伝統と現代が融合した新たな文化の発信を目指します。そもそも日本文化は、伝統文化に積極的に外来の革新的な要素を取り入れて発展してきたものと言われています。当館のこの試みが、これからの新しい日本文化の発展のために、微力ながらも寄与できれば幸いと考えています。
こうしたコンセプトのもと、当館では日本の伝統をベースとした、新しい現代美術作品の展示及び鑑賞スタイルを提案しております。それは畳敷きの空間と畳に座って鑑賞する鑑賞スタイルです。
日本建築では、部屋の間仕切りの殆どが障子や襖で構成されているため、美術品は床の間に展示し、襖そのものに障壁画として絵を描く事が様式になっていました。当館では、本来障壁画が描かれる襖を、現代美術の展示が可能な和色の壁紙が表具された展示壁として整備しました。立った姿勢で作品を鑑賞することが西洋美術にルーツを持つ現代美術作品の展示では一般的ですが、当館ではこの展示設備により、畳に座り作品を鑑賞することができます。作品も、一般的な現代美術館での展示より少し低めに展示されています。日本独自の美術鑑賞スタイルを引き継いだ新しい鑑賞スタイルにより、鑑賞者と現代アート作品との間に新しい係わり方が生まれるのではないかと考えております。
コレクション
フォーエバー現代美術館は、これまで 30 年以上の歳月をかけて、700 点近くの美術品を収集してきました。そのコレクションの内、6 割近くを草間彌生氏の作品が占めます。フォ ーエバー現代美術館の草間彌生作品コレクションは、そのコレクション自体で作家の作品世界を概観できることを目指し、作家の協力のもとで、初期から近作までの作品を 1990 年代に集中して収集してきました。1990 年代にフジテレビギャラリーで開催された作家の代表的な新作を発表した個展、1991 年の「天と地の間」展では「私の魂を乗せてゆくボート」(1989 年)を、1994 年の「我ひとり逝く」展では「我ひとり逝く」(1994 年)を収蔵し、1994年に開催された長野県信濃美術館での個展出展作からは、その代表出展作品の「黄樹」(1992年)を収蔵しました。それらはいずれも草間彌生の 1990 年代の重要な代表作であり、テートモダン美術館など国内外の美術館にも貸し出されております。このほか、「光は地の果てから」(1950 年)や「Infinity Nets」(1963 年)など初期の作品群も収蔵しています。
こうしたオリジナル作品群に加え、フォーエバー現代美術館草間彌生コレクションの特徴としては、草間彌生が制作した全 372 点の版画作品(「愛はとこしえ」を除く)のおよそ 95%にあたる 352 点を収蔵していることです。これら版画作品により、作家の1979 年から 2016年までの制作活動を概観することもできます。
草間彌生作品コレクション以外では、ヨーゼフ・ボイス、アンゼルム・キーファー、リチ ャード・ロング、宮島達男、大岩オスカール幸男など国内外の現代美術作品が収蔵されています。

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  • フォーエバー現代美術館 祇園・京都
  • 〒605-0074
  • 京都市東山区祇園町南側570-2
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